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たかが吹き抜け、されど吹き抜け

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■建築の設計に興味を持ってくださって読んでくださる方には失礼極まりない話かもしれませんが、住宅の中にある吹き抜け空間がどのような意味をもっているか考えられたことがありますか。

空間演出として開放感を出すポピュラーな方法という解釈が大勢ではないでしょうか。

それだけでは建築費がもったいないとは思いませんか?

確かに住まいを新築した悦びを味わえる象徴的な部分であることは事実ですが、1階と2階を縦に繋ぐことはまさに空気が上下に移動するのです。

またもやお題目のように言ってしまいますが、気密を高めることがイコール地球温暖化を遅らせるのです。

ちょっと大袈裟ということならば、電気代を節約するためには気密と吹き抜けはペアーで考える必要があります。

住まいという内部空間を上下に区切るよりシェルターのようなひとつの空間として制御できるようにしておく手法は、私だけでなく多くの設計に取り入れられるようになって久しいのです。

設計段階や現場でどれだけ力説しても、このような完成した空間に身を置いていただいて初めて「涼しいね」「暖かいね」の言葉をいただきます。

この一瞬が訪れるのに約2年が経過して後のこの一言に救われる思いです。


投稿日:2007年05月22日

投稿者 arhiro : 2007年05月22日 17:23

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