W様邸

外観は平屋ということでボリュームが少ないので、適度な高さを持たせてあります。

 配色は周りの景観に馴染むことを第一に考えました。ここに長く住むことを考えれば、周りとの調和は必要不可欠だと思います。

屋根の材料はガルバリウム鋼板のタテ葺き、形状は変則の切妻で、一部ハイサイドライトを南北面に設けています。

特徴的な形であるもののあくまでも必要に応じたものです。

南北の庇は3尺出して、真夏の直射日光の室内への侵入を妨げます。

 

ケラバ(妻壁側の屋根の出)は設けず、この部分の外壁はガルバリウム鋼板にしました。この材料自体は長持ちするものですが、埃がたまるとそこから白さびが発生します。あえて雨にかかりやすくすることで埃がたまるの防ぎます。

 白い外壁はセメント系のボードです。この材料はボードの継ぎ目部分にコーキング処理をします。この部分がどうしても雨風に弱いので、主に庇の深い雨風に曝され難い部分にこの材料を採用しています。

 右側に一部飛び出している部分は、トイレ・収納部分です。内部の廊下幅を取るためこのようになりましたが、この部分を木調のセメント系ボードを使い廻り植栽・田んぼの緑に馴染むアクセントになったと思います。

 玄関は引戸タイプです。開閉時の無駄な動作が少なく、防犯上も優れています。

 

玄関は家の大きさ(27坪)の割に大きめです。独立した部屋とせず、同じ天井高さで奥のLDKと一体的なつながりを持たせました。壁引込戸があるのでこれを閉めればLDKと区画することもできます。

(引き戸を閉めた状態)

LDKは天井の形状を変化させて、居間・食堂・台所と壁を設けずに区分しています。勾配天井はシナベニヤで仕上げています。限られた空間を広く感じるためハイサイドライトを設けました。

 正面の飾り棚はスケルトンで玄関と居間を仕切ります。

 

対面キッチンは腰壁のカウンター天板の高さを上げて手元が隠れるようにしています。

キッチン廻りは使っているうちにどうしても雑然とモノがあふれてくるので、特にLDKがワンルーム形状の場合は出来るだけキッチン内部が見え隠れになるようにします。

 

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